そしてイエイリは神になった

そしてイエイリは神になったskeeem例のイエイリ騒動。もういちいち説明するのめんどくさいので、概要は隊長のブログで嫁。

家入さんはもう、突き抜けちゃったんだと思う。

俺は実はこのクリエイターとの揉め事って何かクリエイター側が(自分に都合の悪いことを)言ってないところがあると思うのだが、まあ家入さん側がいっさい反論しないのでよう分からん。(お金の滞納は家入さんならいかにもしそうだが、指摘されて開き直るするタイプでもないと思うのよね)

まあ彼は社会人としてビジネスをするのに最低限守らなくてはいけない部分ないっさい守ってないわけで、ペパボの時はまだ我慢してたほうなのかもしれない。彼のそういう自分勝手とも言える行動は、てっきり史上最年少で会社を上場させ、創業者利益がたんまりあるからだとみんな思い込んでいたわけだが、いろいろ若者に出資したり飲食店やったりで、あれこれ伝え聞くにカネは残ってないらしい。

普通ならカネがないなら、稼ぎ口をどうにかしようと金策をめぐらしたり頭下げて仕事もらおうとしたりするわけだが、彼はそうしない。まあないとはいっても普通に食ってくくらいの金はあるんだろうが、彼は一度カネを手にしてしまったがゆえに、カネがどういうものなのか感覚的に掴んでしまったのかも。

つまり、目先の銀行口座にある自分の金かどうかなんてそんなに関係ないという。人のカネも自分のカネもカネはカネ。世の中から金がなくなるなんてことはない。金は人の誰がカモってるものだから、人と人がつながれば自分名義の金があるかどうかなんて大したことではないし、そこに神経をすり減らす必要もない、という世の中の真実に気づいてしまったのだ。

なんというか、電気回路とか、エンジンオイルの循環とか、全体として繋がってうまく動いていることが大事なんで会って、局所的に電圧やオイルがあるかどうかにムキになって計測しても意味が無いというか。ぐるぐると循環してることが大事なのよね。会社はお金を稼ぐためにあるはずなのに、10年間ずっと赤字でもお金が回っていれば法人は続く。それは「お金」の本質は個人の家計簿の概念とはずいぶん違う(個人単位で持ってないからなし、持ってればありという)ものだと思う・

家入さんは人とのつながりがあれば目先のカネなんて問題じゃないことを知っている。お金は誰かしらが持っていて、自分で持ってなくてもその誰かが出してくれれば自分の財布はカラでも生きていける。そして彼はすでに有名人かつ天性の「会って飲めばだれでも好きになる」という取り柄がある。そういった状況で目先の収入・口座の金なんてどーでもいい事実に気づいてるんだよね。

彼はクリエイターへの代金が未払いであることを認めた。泥棒のように言われても何の反論もしない。何を始めたのかというと、自分のファンに銀行口座に代わりに振り込めと支持した。面白半分で小銭を振り込む信者たち。もはや宗教。彼のことを気に入っているのは貧乏な若者だけじゃない。カネを持っているホリエモンのような人間と仲がよく、じゃあ何か始めるか、というところで出資が来れば自分の食い扶持はついてくる。彼が非常識なことをしてカネは稼がなくてもアクセスは集まる。それはある人にとっては金以上の価値を持つ。うん、彼のまわりだけでなんか宗教的ニューエコノミーが動き出している感じ。俺は面白いと思いますよ。

そして家入は神の領域へ…(アルパカ的な)

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