佐々木俊尚氏が幸福の科学のイベントに出たのは別にいいとしてもそれにしたって言い訳が下手すぎる件

佐々木俊尚氏が幸福の科学のイベントに出たのは別にいいとしてもそれにしたって言い訳が下手すぎる件skeeem[悪徳商法?支店]: 【幸福の科学】佐々木俊尚氏が、ジョブズ霊について語るイベント

佐々木俊尚氏が、大川隆法の呼び出したスティーブ・ジョブズの霊(いたこ芸)について語るイベントに出席、対談したとのこと。まあ、僕はもともと佐々木俊尚氏へのジャーナリストとしての評価はすこぶる低いのでこれ自体は特に驚かない。想定される彼への叩き方として「幸福の科学のスポークスマンになったのか!」「そんな宗教信じてるのか!」というのがあるだろうが、いや、彼についてはそういうことではないと思う。

彼はまあ、チンケな人間なんですよ。なにがチンケかというと彼の行動には「とにかくラクして儲けたい」っていうのが第一義にあるように思える。新聞社にいたのにITに進出してきたのも、紙マスコミが「ヤバイ相手に体当たりで取材してなんぼの危ない、睡眠時間もとれないキツイ商売」で、泥臭いそういう世界よりITのほうが安全そうだったから。ITだったら少なくとも怖い人に凄まれることも狙われることもない。さらに彼はIT界でも日々真摯に取材し速報をあげるタイプでもなく、おとなしそうなネット民に対して新聞社出身であることをガラ悪く大上段に振りかざしてなんか適当なビジョンや未来予測をして偉そうに語る、つまり「取材はするよりされる方がラク」って気づいてしまった。


※BOOKSCANにインタビューされる佐々木俊尚氏。
 ←いやジャーナリスト名乗るならお前がインタビューしろよ。されてる場合か。

んでITジャーナリストとしての緻密な取材やら分析、書籍にならないような記事執筆もめんどくさくなって、ついに「キュレーション」なるものを編み出した。偉そうに言ってるが要は「まとめ」をさらに手抜きしただけ。Twitterで気になったニュースにリンクしてひとことふたことコメントするだけってあーたそんな手抜きでジャーナリスト名乗ったら怒られるわ。俺的ゲーム速報刃のほうがAA作ってるまだ手間かけとるわ。彼がどんな屁理屈つけようが、結局動機が「なるべく体動かさずラクして儲けたい」ってのが丸見えなんだよね。

だから彼はおそらく今回のイベント出席も別に宗教の広告塔になったり、ましてや信者になるつもりはきっとない。彼は要するに「ちょっと短時間出るだけのおいしい仕事」と思っただけかと。そもそも最近彼のジャーナリストの化けの皮も剥がれてもはや仕事選べない立場なんでしょう。「貧すれば鈍する」。テレビの地方局も昔は自主規制で新興宗教のTVCMなんて受けなかったけど、バブル崩壊後やるようになりましたね。まあそういうこと。

さらに俺がバカだなあと思うのは、新興宗教イベントに出たそのことよりむしろあわてて言い訳した「宗教について議論するため」みたいなそのロジック。じゃあ芸能人が暴力団の宴会に出て「暴力団の存在についてきちんと議論したかった」って言い訳すれば通じると思ってるの?宗教について議論するならイベント関係なく普段からきちんと地道に複数の宗教団体や信者に取材やインタビューした上で真摯に語ってればいい。けど、この話題が出てくる前の日まで宗教の話なんてちーともしてませんでしたよね?

素直に「あんなおいしい仕事断れるか。必死に命けずって取材して文章書いたってたいして儲かりゃしない。文句あるならもっとラクでおいしい仕事くれよ!」って言えばいいのに。まあ彼のジャーナリストにあるまじき「とにかく汗をかかずにラクして稼ぎたい」っていう卑しい性根を究極的に推し進めてしまった結果、最終的にこの境地に行き着いてしまったんだと、僕は思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です